ペアガラスが割れたらどうすればいい?

新築の住宅はほぼペアガラスが使われている、といってもいいくらい日本では普及しているペアガラスは、断熱性に優れていて1年を通して部屋の温度差が少なくなり快適な生活を提供してくれますが、強度は普通のガラスと変わりなく割れることもあります。ペアガラスが割れたときの特徴や掃除、修理費用についてまとめてみました。

1.ガラスの割れ方の種類

ガラスが割れる原因は物がぶつかるということだけでなく、太陽の熱やペアガラス内部のワイヤーが原因で割れてしまうということもあります。

1-1物がぶつかって割れる

ボールや石などがあたって割れた場合には、衝突した場所から放射線状にヒビがたくさん入るという割れ方をしますが、バールなどで無理やり割られたときは不規則な割れ方をします。

1-2熱で割れる

気温の低い状態で直射日光がペアガラスに当たるとエッジ部分と中心部分で温度差が生じ、エッジ部分から数本のヒビが長く伸びるように割れる現象です。

1-3 錆びて割れる

網入りガラスの中の金属ワイヤーが経年劣化で錆びることで膨張し、ガラスが膨張に耐えられず割れてしまいます。

2.割れたガラスの処理

ガラスが割れてしまったら二次被害を防ぐために掃除をする必要がありますが、安全で簡単な方法があります。

2-1ガラス破片の掃除

割れてしまったガラスの掃除をするときには、怪我をしないように軍手と長袖を着用しスリッパを履きます。ホウキとちりとりを使って割れたガラスの破片を集めて、新聞紙を敷いたダンボール箱の入れ不燃ごみの日に捨てましょう。細かい破片はコロコロやガムテープで取り去り、目に見える大きさの破片がなくなったら掃除機をかけて終了です。割れたガラスの処理はガラス屋さんにすべて任せることもできますから、危ないと感じたら近寄らないようにしましょう。

3.修理費用

ペアガラスが割れてしまった時、怪我した人がいなければ一番気になるのは修理費用ですが、ペアガラスは実際に家で見積もりを出すまで明確な費用はわかりません。

3-1無料見積り

ペアガラスの修理費用はペアガラスの種類やメーカー、ガラスの使われている場所などによって変化しますし、ガラス屋さんの作業料金の体系も様々ですからペアガラスが割れたときは無料見積りを利用します。ほとんどの業者で無料出張見積もりを行っていますから、複数業者に見積もりを出してもらうと良いでしょう。

3-2賃貸の場合の費用負担

賃貸に住んでいる場合は台風や地震などの自然災害や熱割れでガラスが割れたなら、基本的には貸し主が費用負担しますが、借り主にあきらかな過失があるという場合には借り主が負担するケースもあります。泥棒などにガラスを割られた場合は、どちらかの火災保険などで賄うことになりますが、保険に入っていない場合は話し合いです。

まとめ

ペアガラスが割れてしまったらまずは二次被害を防ぐことが最優先ですが、怪我もなく交換が必要となった場合は同じものに交換するというだけでなく他の種類のペアガラスも検討してもいいかもしれません。防犯やエコを取り入れ更に進化したペアガラスがが各メーカーから発売されており、ガラスの色をブルーにしたりすることもできますし防音や防露機能が加わっているものもあります。

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